【秋インテリア】ほっこり空間をつくる色と素材の選び方

簡単インテリア・模様替えアイデア

気温が少しずつ下がり、夕暮れが早くなる秋。おうちで過ごす時間が増えるこの季節こそ、「秋インテリア」で暮らしにほっこりをプラスしてみませんか?暖かみのある色、自然素材のやさしい質感、やわらかな灯りに包まれる空間は、心をリラックスさせてくれます。本記事では、中学生でも簡単に取り入れられる秋らしいインテリアの色と素材の選び方から、手軽にできる模様替えアイデアまで、たっぷりとご紹介。読んだその日から実践できる内容が満載です🍂

  1. 秋にぴったりの色使いで「ほっこり感」を演出する方法
    1. なぜ秋には暖色系が合うのか?
    2. トレンドカラー2025年秋バージョン
    3. 落ち着きと温かみを両立させる色の組み合わせ
    4. 壁・カーテン・ラグにおすすめのカラーアイデア
    5. 色が与える心理的効果とは?
  2. 秋インテリアに取り入れたい自然素材とは?
    1. 木・リネン・ウールの特徴と選び方
    2. 見た目にも温かみを感じる素材のポイント
    3. 異素材ミックスでおしゃれ感UP
    4. プチプラでも雰囲気を変えられる素材活用術
    5. 素材選びのNG例とその理由
  3. ほっこり空間をつくる照明テクニック
    1. 明るすぎない照明が秋にぴったりな理由
    2. 間接照明の使い方とおすすめの配置
    3. キャンドルライトやLEDライトの活用法
    4. 昼と夜で使い分ける照明のコツ
    5. 照明の色温度で空間の印象はここまで変わる!
  4. 季節感を演出する秋の小物・雑貨の取り入れ方
    1. クッション・ブランケットで秋らしさを演出
    2. ドライフラワーや枝ものを飾るポイント
    3. カゴ・ウッドトレイなど天然素材の雑貨
    4. 香りのインテリアで“秋”を感じる
    5. 雑貨の置きすぎに注意!バランスよく飾るコツ
  5. 秋インテリアをもっと楽しむ!模様替えの実践アイデア
    1. 家具の配置替えで雰囲気をガラッと変える方法
    2. 家にあるもので秋っぽく見せる裏ワザ
    3. 子ども部屋や玄関にも秋らしさをプラス
    4. 100均やニトリでできる秋インテリアDIY
    5. 長く使える秋インテリアの収納アイデア
  6. まとめ:秋インテリアは「色・素材・光・香り・工夫」でつくるほっこり空間

秋にぴったりの色使いで「ほっこり感」を演出する方法

なぜ秋には暖色系が合うのか?

秋といえば、紅葉や夕暮れなど、自然と赤やオレンジ、茶色といった暖かみのある色が目に入ってきます。これらの色は「暖色系」と呼ばれ、人の気持ちを落ち着かせたり、安心感を与えたりする効果があります。秋は夏のようなエネルギッシュさから少し離れ、家の中でゆったり過ごしたくなる季節。だからこそ、空間に暖色系を取り入れることで「ほっこり」とした気持ちになるのです。

特に、赤みがかったブラウンやマスタードイエロー、テラコッタなどは秋らしさをぐっと引き出す色。これらの色は、木の葉の色や土のぬくもりを感じさせ、ナチュラルでリラックスできる空間づくりにぴったりです。また、暖色系は部屋を狭く見せてしまうことがありますが、秋にはその「こもった感じ」すら心地よく感じることがあります。

さらに、暖色系は照明との相性も抜群。白熱灯や電球色の照明と組み合わせると、色の温かさがより引き立ちます。秋は日が短くなるので、色と光のダブル効果で快適な空間を演出することができますよ。

トレンドカラー2025年秋バージョン

2025年の秋インテリアにおける注目カラーは「スモーキーカラー」と「ナチュラルアースカラー」が中心です。中でも人気なのが「スモーキーモーブ(灰みがかったくすみピンク)」や「カーキベージュ」、「オリーブグリーン」といった落ち着いた色味。これらは都会的で洗練された印象を与えつつも、しっかりと秋らしさを感じさせてくれます。

今年は特に「ニュートラルカラー×スモーキー系」の組み合わせが人気で、ベースにグレージュやアイボリーを使い、そこに少しだけスモーキーな色を差し込むスタイルがトレンドです。この配色は、シンプルなのに奥行きがあり、大人っぽい空間づくりに最適です。

また、海外インテリアの影響もあり、ラストブラウン(鉄さびのような赤茶)やディープネイビーなど深みのある色も注目されています。これらのカラーは、ウッド系家具やレザー素材と相性がよく、高級感も演出できます。

トレンドカラーを取り入れるときは、まずは小物から始めるのがコツ。クッションカバーやラグ、キャンドルなどで試してみて、全体のバランスを見ながら広げていくと失敗しません。

落ち着きと温かみを両立させる色の組み合わせ

秋のインテリアでは「落ち着き」と「温かみ」の両方を感じられる空間が理想です。そのために効果的なのが、色の組み合わせを工夫すること。たとえば、ブラウン×ベージュは定番中の定番。自然の中にある色なので、見ているだけで安心感が生まれます。

また、「くすみブルー×キャメル」や「グリーングレー×オフホワイト」といった組み合わせも人気です。寒色と暖色をうまくバランスよく配置することで、視覚的に引き締まった印象を与えつつ、どこか温かい雰囲気が漂います。

さらにおすすめなのが「トーン・オン・トーン」の配色。これは同じ色相で明るさや濃さが異なる色を組み合わせる方法です。たとえば、ダークブラウンとライトブラウンを組み合わせれば、まとまり感がありつつも奥行きのある空間が作れます。

色の組み合わせを考えるときは、メインカラー(全体の60%)、サブカラー(30%)、アクセントカラー(10%)の割合を意識するとバランスよく仕上がります。

壁・カーテン・ラグにおすすめのカラーアイデア

インテリアにおいて大きな面積を占める壁・カーテン・ラグの色は、空間の印象を左右する重要なポイントです。秋のほっこり空間を目指すなら、まずは「ニュートラルカラー」をベースにするのがおすすめ。例えば、アイボリーやベージュの壁紙は光を柔らかく反射し、ぬくもりを感じさせてくれます。

カーテンには「厚手の素材でアースカラー」を選ぶと秋らしさがぐっとアップします。マスタード、モスグリーン、ボルドーなどが特に人気です。これらの色は光を適度に遮りつつ、部屋の印象を引き締めてくれる役割も果たします。

ラグは「素材と色」の両方が大事。ウールやシャギー素材のラグで、ダークグレーやテラコッタ色などを選べば、足元からぬくもりを感じられます。フローリングの色が明るい場合はラグを濃い色に、逆に濃いフローリングなら淡い色を選ぶと、空間にメリハリが生まれます。

これらのアイテムは季節ごとに変えるのが難しいという人も多いですが、秋だけのカーテンやラグをサブとして用意しておくと、模様替えがぐっと楽になります。

色が与える心理的効果とは?

色にはそれぞれ心理的な効果があります。秋インテリアにおいては、この「色の心理」を理解することで、より居心地の良い空間づくりが可能になります。

たとえば、赤やオレンジはエネルギーや活力を与える色。一方で過剰に使うと落ち着かない空間になってしまうため、クッションやアートなどアクセント的に使うのが◎。ブラウンは安定感や安心感を与える色で、木製家具やラグなどで取り入れると心が落ち着きます。

グリーン系はリラックス効果があり、自然とのつながりを感じさせる色。観葉植物やファブリックで取り入れるのがおすすめです。イエローやマスタードは前向きな気分を引き出す色で、空間に明るさと元気をプラスしてくれます。

反対に、寒色系(ブルーやグレー)は落ち着きを感じさせますが、使いすぎると冷たい印象に。秋に取り入れるなら、くすみ系やグレイッシュトーンにすることでバランスが取れます。

自分や家族が過ごしやすい空間にするために、色のもたらす心理的な影響を考えながらインテリアを組み立てていくことが大切です。

秋インテリアに取り入れたい自然素材とは?

木・リネン・ウールの特徴と選び方

秋らしい空間を演出するうえで、自然素材の存在は欠かせません。特に木・リネン・ウールの3つは、温もりや優しさを感じさせてくれる代表的な素材です。それぞれの特徴を理解して使い分けることで、より居心地の良い空間をつくることができます。

まず「木」は、見た目だけでなく手触りや香りでも心を癒してくれます。家具や雑貨に無垢材を使うことで、木本来のぬくもりを感じることができます。ナチュラルな色味の木材は、どんなインテリアにもなじみやすく、使うだけで空間に安心感をもたらします。オークやウォールナットなど、少し濃い色の木材を使うと秋らしい落ち着きも演出できます。

次に「リネン」は、通気性がありながらもしっかりとした素材感が魅力です。カーテンやテーブルクロス、クッションカバーなどに取り入れると、自然な風合いが部屋に柔らかさを加えます。特にリネンのくすんだカラー(ベージュ、グレー、オリーブなど)は秋の雰囲気にぴったりです。

最後に「ウール」。これは秋冬に欠かせない素材のひとつで、ブランケットやラグに使うと抜群の保温性と心地よさを発揮します。編み目の粗いニットやツイード風のウール素材を選べば、見た目にもほっこり感が倍増します。

これらの素材は一度取り入れると長く使えるものが多いため、少し良いものを選ぶのがおすすめ。自然素材は経年変化も楽しめるので、使い込むほどに愛着が湧くアイテムになりますよ。

見た目にも温かみを感じる素材のポイント

素材の持つ「見た目」も、秋インテリアを楽しむうえで大切なポイントです。色だけでなく、質感や表情によって空間の温かさや柔らかさを演出することができます。

たとえば「起毛素材」や「ニット素材」は、見た目だけで暖かく感じる効果があります。ブランケットやクッション、ソファカバーなどに取り入れると、一気に秋冬らしい空間に変わります。特にケーブル編みのニットは視覚的にもふんわり感があり、優しい印象を与えてくれます。

また、「マットな質感」も秋に向いています。ツヤのある素材よりも、少しざらっとした落ち着いた質感のものを選ぶと、視覚的にもリラックス感が生まれます。たとえば、リネンやコットンの中でも厚手で光沢のないものを選ぶと良いでしょう。

ウッドやラタンなどの自然素材も見た目の温もりを演出するにはぴったりです。木目や編み込みの模様は、自然と人の目に心地よく映り、視覚的に「ほっとする」要素となります。

ポイントは、素材感の違いをうまく組み合わせること。ツルツルとザラザラ、柔らかいと硬い、といった質感の差を活かすと、空間に立体感と奥行きが生まれます。視覚からも触覚からも「ぬくもり」を感じられる、そんな素材選びを意識しましょう。

異素材ミックスでおしゃれ感UP

秋インテリアを一歩上の雰囲気に仕上げるコツは、「異素材ミックス」にあります。異なる素材をうまく組み合わせることで、単調になりがちな空間に動きと個性を与えることができます。

たとえば、「ウッド×アイアン」のように、ナチュラルな素材と無機質な素材を組み合わせることで、ナチュラルモダンな雰囲気を作り出すことができます。木の温かみと金属のクールさのバランスが、心地よいコントラストを生み出します。

「ウール×リネン」も人気の組み合わせです。どちらも自然素材ですが、ウールの厚みとリネンの軽やかさが交互に出ることで、重たくなりすぎず、季節感を楽しむ空間になります。クッションカバーやソファのブランケットで試してみると効果的です。

また、「レザー×ファブリック」の組み合わせも秋にぴったり。レザーのソファにコットンやニット素材のクッションを合わせることで、素材の質感差が空間に高級感を与えます。あえて異素材をぶつけることで、洗練された雰囲気を演出できますよ。

大事なのは、統一感を持たせること。色味やトーンをそろえたり、ナチュラル系素材でまとめたりすると、異素材でもまとまりのある空間に仕上がります。

プチプラでも雰囲気を変えられる素材活用術

インテリアを季節ごとに変えるのは予算が気になるという人も多いはず。でも実は、プチプラアイテムでも素材を意識すれば、秋らしい雰囲気はしっかり演出できます。

まずおすすめなのが、100円ショップや300円ショップで手に入る「フェイクファー」や「フェルト」などの秋冬素材アイテム。クッションカバーやランチョンマットとして使うだけで、季節感が一気に高まります。

また、布一枚でも大きな効果があります。たとえば、テーブルにウール風の布を1枚かけるだけで、一気にあたたかみのある印象に。リネン風のカーテンもプチプラで購入できるため、部分的に取り入れるとコスパ良く雰囲気を変えることができます。

さらに、ラタン調のバスケットや木製のトレイなどもおすすめ。ダイソーやセリア、ニトリなどでも取り扱いがあるので、手軽にナチュラル素材を取り入れられます。中にドライフラワーを入れるなどアレンジすれば、ちょっとしたディスプレイにもなります。

重要なのは「素材感を揃えること」。同じようなトーンや質感で統一すると、安っぽく見えにくく、上品な空間になります。プチプラでも十分に秋らしい、心地よいインテリアが楽しめますよ。

素材選びのNG例とその理由

秋インテリアに素材を取り入れる際、間違った選び方をしてしまうと、せっかくの空間がちぐはぐな印象になってしまうことも。ここでは、よくあるNG例とその理由を紹介します。

まずありがちなのが、「光沢の強すぎる素材」。ビニールレザーやナイロンなどは光を反射してしまい、秋らしい落ち着いた雰囲気には不向きです。特にソファやクッションなど面積の大きなアイテムに使うと、空間が冷たく感じてしまいます。

次に、「極端に寒色系で冷たい素材ばかり選ぶ」こと。ガラスやステンレス、ライトグレーのコンクリート風素材などは、スタイリッシュではありますが、秋の「ほっこり」とした温もり感を損なってしまいます。アクセント程度にとどめて、ベースは温かみのある素材でまとめましょう。

さらに、「季節外れの素材を使う」のもNG。たとえば、麻100%の薄手のファブリックは夏向き。見た目にも涼しげで、秋インテリアとしては違和感があります。同様に、冷感素材や吸湿速乾のファブリックも避けましょう。

最後に、「異素材を使いすぎて統一感がなくなる」点にも注意。あれもこれもと素材を混ぜすぎると、空間がごちゃごちゃしてしまい、落ち着かない印象に。2~3種類の素材に絞って使うのが成功の秘訣です。

ほっこり空間をつくる照明テクニック

明るすぎない照明が秋にぴったりな理由

秋は日が短くなり、夕暮れが早く訪れる季節。そんな中で家で過ごす時間が増えると、照明の役割がとても大切になってきます。夏のように明るくパッと照らす照明ではなく、やや落ち着いたトーンの光が秋にはぴったり。実際、明るすぎる照明は目に刺激が強く、リラックスできない原因にもなります。

そこで注目したいのが、「やわらかい光」。白い蛍光灯ではなく、オレンジがかった電球色の照明を使うことで、部屋全体が温かみのある雰囲気になります。特に、間接照明やスタンドライトなど、光源が直接見えないタイプの照明を使うと、陰影が生まれて空間に深みが出ます。

明るさそのものも重要ですが、「明かりの量より質」を重視しましょう。天井の照明だけで部屋全体を照らすのではなく、部屋のあちこちに小さな光を配置して、まるでカフェのような落ち着いた雰囲気をつくるのがコツです。

秋は自然と「こもりたくなる」気分になる季節。そんな気持ちに寄り添うためにも、照明は温度感のある、やさしいものを選ぶのがおすすめです。

間接照明の使い方とおすすめの配置

間接照明は、光源が直接目に入らず、壁や天井に反射させて部屋を照らすスタイルの照明です。このタイプの照明は、空間に「影」を生み出し、視覚的な奥行きを作り出すことで、落ち着いた印象を与えてくれます。特に秋のような「静けさ」を大切にしたい季節には、ぴったりの照明方法です。

おすすめの配置場所としては、まずテレビの後ろ。ここに細長いLEDバーやテープライトを設置することで、目に優しく、テレビの視聴時にも疲れにくい環境になります。次にソファの後ろ足元にも間接照明を置くと、空間全体がやさしい光に包まれてリラックス感が高まります。

また、棚の中や下に小型の間接照明を仕込むことで、まるでホテルやおしゃれなカフェのような雰囲気に。光が物に当たってできる影が、部屋に立体感をプラスしてくれます。

間接照明は「見せない照明」だからこそ、コードが見えないように設置するのもポイント。最近では電池式やUSB給電のものもあるので、手軽に始めることができますよ。

キャンドルライトやLEDライトの活用法

秋のインテリアにぴったりなアイテムが「キャンドルライト」や「LEDライト」です。どちらも直接的ではなく、やわらかく揺らぐような光を放つため、見ているだけで心が癒されます。

キャンドルライトは本物の火を使うものもありますが、小さなお子さんやペットがいる家庭では、LEDキャンドルがおすすめ。本物の炎のようにゆらめくタイプも多く、電池式で安全に使えるのが魅力です。玄関やテーブル、窓辺などにちょっと置くだけで、秋らしい雰囲気がぐっと高まります。

また、**フェアリーライト(小さなLEDライトが連なったもの)**も人気です。棚の上に垂らしたり、ガラス瓶の中に入れて使ったりと、使い方はさまざま。特に夜のリラックスタイムに灯すと、幻想的な空間になります。

最近では、アロマ機能がついたLEDライトも登場しており、視覚と嗅覚の両方で癒しを得ることができます。ほのかに香るシナモンやラベンダーとともに、秋の夜を楽しむのも素敵ですね。

昼と夜で使い分ける照明のコツ

一日中同じ照明で過ごすのはもったいない!実は、時間帯によって照明を変えるだけで、生活の質が大きく向上します。特に秋は日照時間が短く、朝と夜の雰囲気の差がはっきりしているので、「照明の使い分け」がとても効果的なんです。

朝~日中は、できるだけ自然光を取り入れることがポイント。遮光カーテンは開けて、薄手のリネンカーテンでやさしく日差しを取り入れましょう。それでも暗い場合は、昼白色(少し青みのある光)の照明を使うと目が覚めやすく、活動モードにスイッチが入りやすくなります。

夕方以降は、照明を暖色系の電球色に切り替えると◎。目に優しく、心を落ち着かせてくれる効果があり、自然とリラックスモードに入ることができます。調光機能付きの照明があると、時間によって明るさを調整できて便利です。

また、天井の照明をオフにして、スタンドライトや間接照明だけにすると、よりムーディーでほっこりとした空間になります。照明を使い分けることで、生活にメリハリが生まれ、気分の切り替えがしやすくなります。

照明の色温度で空間の印象はここまで変わる!

照明選びで見落としがちなのが、「色温度」。これは光の色味を表す指標で、数値が低いほどオレンジがかった暖色、高いほど青白い寒色になります。秋インテリアでは、この色温度を上手に使うことで、空間の印象を自在にコントロールすることができます。

たとえば、リラックスしたいリビングや寝室では、色温度2700K前後の暖色系照明が最適。オレンジっぽい光が心を落ち着かせてくれます。逆に、作業をする書斎やキッチンでは、4000K以上の中間色〜昼白色を使うと、目が覚めやすく集中力が高まります。

ポイントは、「場所と目的に応じて照明の色を変える」こと。すべての部屋を同じ色温度にしてしまうと、どこかのっぺりとした印象になりがちです。場所ごとに役割を決めて、色温度を変えると、空間にメリハリが生まれます。

最近では、スマートLED照明を使えば、スマホから簡単に色温度を変更できるものも増えています。秋の夜長を快適に過ごすためにも、色温度の違いを意識して、光の質を変えてみるのも楽しいですよ。

季節感を演出する秋の小物・雑貨の取り入れ方

クッション・ブランケットで秋らしさを演出

クッションやブランケットは、手軽に模様替えができて、季節感を取り入れやすいアイテムです。特に秋は、素材や色を意識するだけで、部屋の印象がグッと温かく変わります。

まず、クッションは色と素材がポイント。秋には、テラコッタやマスタード、ボルドー、オリーブグリーンなどのくすみ系の暖色がおすすめです。これらは空間を落ち着かせながら、秋らしさを自然に演出してくれます。素材としては、コーデュロイやニット、ベロアなどの厚みがある生地が◎。見るからに温かそうな質感が、ほっこりとした気分を高めてくれます。

ブランケットも秋の必須アイテム。ソファやベッドにサッとかけるだけで、部屋に秋の空気が流れ込みます。ウールやフリース素材のものは保温性が高く、見た目にもぬくもりがあるため、飾るだけでも効果的です。色はブラウン系やグレージュなど、落ち着いたトーンを選ぶと他のインテリアとも合わせやすくなります。

これらのアイテムは収納もしやすく、気分に合わせてすぐ交換できるので、シーズンごとの模様替えには最適。プチプラでも質感にこだわるだけで、グレード感のある秋インテリアが楽しめます。

ドライフラワーや枝ものを飾るポイント

生花に比べて長持ちし、落ち着いた色合いが魅力のドライフラワー枝ものは、秋インテリアにぴったりの自然素材です。上手に取り入れることで、ぐっと季節感のある空間が演出できます。

まず、秋におすすめのドライフラワーとしては、ススキやパンパスグラス、ユーカリ、ワレモコウ、スターチスなどがあります。これらはナチュラルな色合いで、空間に落ち着きと自然のやさしさを加えてくれます。色味は白〜ベージュ、くすんだ赤系、ブラウンなどが主流で、インテリアの邪魔をせず、調和が取りやすいのも魅力です。

飾る際には、高さの違いを意識することがポイント。枝ものはそのまま背の高い花瓶に飾り、低めの花器にはボリュームのあるドライフラワーを合わせると、バランスが取れます。玄関やリビングの一角に置くだけで、自然と視線が集まるディスプレイになりますよ。

また、束ねて**スワッグ(壁掛け花束)**にすれば、壁面の装飾としても活用できます。ナチュラル素材のリボンで結ぶと、より秋らしい雰囲気に。ほこりがたまりやすいので、時々風を当てたり軽く拭いたりするメンテナンスも忘れずに。

カゴ・ウッドトレイなど天然素材の雑貨

ナチュラル素材の雑貨を取り入れることで、秋のインテリアに自然の温もりを加えることができます。特に人気なのがカゴウッドトレイなど、素朴な質感のアイテムたちです。

まず、カゴは見せる収納としても優秀。ブランケットやスリッパを入れてリビングに置くだけで、雑然とした印象がなくなり、整った「暮らし感」が生まれます。素材はラタンやウォーターヒヤシンスなどが人気で、色はナチュラルベージュ系を選ぶと、秋のトーンとよく合います。

ウッドトレイは、香りアイテムや小物をまとめて置くのに便利。アロマキャンドルやドライフラワー、季節の小さな雑貨などを載せると、おしゃれなカフェ風コーナーが作れます。木の質感が秋の空気とよくなじみ、シンプルなのに深みのある雰囲気になります。

他にも、木製のコースターやカトラリー、ラタンのランチョンマットなど、食卓まわりにも取り入れると、家全体が秋仕様に変化していきます。

天然素材の雑貨は手に入りやすく、組み合わせ次第で高見えも可能。小物にこそこだわることで、インテリア全体の完成度が一段と高まります。

香りのインテリアで“秋”を感じる

「視覚」だけでなく、「嗅覚」でも秋を感じさせるのが香りのインテリア。目に見えないけれど、空間の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。特に秋は、深みのある香りやスパイシーな香りが心地よく感じられる季節です。

まずおすすめしたいのは、アロマディフューザーアロマキャンドル。香りはシナモン、ウッディ、アンバー、バニラ、サンダルウッドなどが秋らしさを演出してくれます。これらは温かみのある甘さや深みが特徴で、ほっと落ち着ける空間を作り出します。

また、お香も人気のアイテム。短時間で香りが広がり、使用後の残り香も長く楽しめるのが特徴です。和の香り(白檀や沈香)なども秋にぴったりです。

玄関やトイレなど狭い空間には、サシェ(香り袋)やリードディフューザーがおすすめ。見た目にもおしゃれで、気軽に季節の香りを取り入れることができます。

ポイントは「強すぎない香り」を選ぶこと。ふんわりと漂うくらいがちょうどよく、空間全体のバランスを崩しません。視覚・触覚・嗅覚をすべて満たすことで、秋のインテリアの完成度がグッと高まります。

雑貨の置きすぎに注意!バランスよく飾るコツ

秋の雑貨は可愛いものが多く、ついあれもこれもと飾りたくなりますが、雑貨の置きすぎは逆効果。ごちゃごちゃした印象になり、せっかくの秋らしい空間も台無しになってしまうことがあります。

バランスよく雑貨を飾るための基本は、「余白を大切にする」こと。たとえば、棚やテーブルの上に置く場合は、全体の3分の1〜2分の1程度にとどめて、空間をゆったり見せましょう。1か所に集中して飾る「見せ場」をつくり、その他はシンプルにすることで、メリハリのあるレイアウトができます。

また、「高さのあるもの・中くらいのもの・低いもの」を三角形になるように配置すると、自然とバランスが取れます。色味も3色以内にまとめると統一感が出て、視覚的にもスッキリとします。

特に秋は素材や色が重めの雑貨が多いので、配置や量に気をつけることが大切です。お気に入りの雑貨を目立たせるためにも、他のアイテムはあえて控えめにすると良いでしょう。

「飾らない勇気」も素敵なインテリアの一部。引き算の美学で、洗練された秋の空間を目指してみてください。

秋インテリアをもっと楽しむ!模様替えの実践アイデア

家具の配置替えで雰囲気をガラッと変える方法

模様替えというと「新しい家具や雑貨を買う」イメージがありますが、実は家具の配置を少し変えるだけでも、部屋の印象は驚くほど変わります。特に秋は、空間を「こもれる雰囲気」「落ち着ける空間」にしたい季節。ちょっとした工夫で、居心地の良い部屋づくりができます。

まずおすすめなのは、ソファやテーブルの位置を窓辺から少し離すこと。日差しがやわらかくなる秋は、直射日光よりも間接光を楽しむ方が空間の雰囲気に合います。また、壁際に配置していたソファを部屋の中央に寄せて、後ろに間接照明やグリーンを置くことで、まるでホテルのような空間に早変わりします。

さらに、ラグの敷き方や向きを変えるだけでも印象は大きく変わります。例えば長方形のラグを斜めに配置することで、部屋に動きが出て新鮮な雰囲気に。また、いつもは床に置いていた観葉植物を台に乗せて高さを出すなど、「視線の変化」も空間を変えるポイントになります。

家具の配置替えは無料でできる模様替えの方法。家族と一緒に「秋の部屋づくりタイム」を楽しみながら行うのも、季節の楽しみのひとつになりますよ。

家にあるもので秋っぽく見せる裏ワザ

模様替えはしたいけれど、新しく何かを買うのはちょっと……という方でも、今あるもので秋っぽさを演出する方法があります。ポイントは「色・素材・配置」の3つを意識することです。

まずは、色の統一から。部屋の中にある小物(クッション、マット、カバーなど)の中で、茶系・赤系・ベージュ系などのアイテムを集めて一か所にまとめるだけで、秋らしいコーナーが完成します。とくに色の濃いアイテムを「視線の高さ」に置くと、空間全体の印象が引き締まります。

次に素材。バスタオルやブランケット、衣類でも、ニットやフリースなど温かみのある素材のものを部屋に飾ってみましょう。例えばニットのセーターをハンガーでおしゃれにかけたり、毛糸のマフラーをラダーラックにかけるだけでも季節感が出ます。

また、配置を少し変えるだけでも雰囲気は変わります。いつもリビングに置いていた本を数冊まとめて、ウッドトレイに載せてみる。空き瓶に枯れ枝を挿して飾ってみる。そんなちょっとした工夫が、「秋らしい生活感」を生み出します。

買い足さなくても、視点を変えるだけで部屋は十分秋っぽく変わります。自分のセンスで作る秋空間、ぜひ楽しんでみてください。

子ども部屋や玄関にも秋らしさをプラス

秋インテリアはリビングだけでなく、子ども部屋や玄関など家中に季節感を取り入れることで、より全体の統一感が出ます。特に子ども部屋は、可愛らしさと遊び心を取り入れて、楽しく秋を感じられる空間にしましょう。

子ども部屋では、季節のモチーフを使ったアイテムがおすすめです。たとえば、落ち葉やどんぐりの形をしたガーランドを壁に飾るだけで、秋らしい雰囲気に早変わりします。また、オレンジやブラウンのカラフルなクッションやブランケットをベッドに追加するのも◎。お絵かきコーナーに紅葉をテーマにした作品を飾るのも素敵ですね。

玄関では、シューズラックやミラーの上に小さなカゴにドライフラワーを入れて飾るだけでも秋らしさが出ます。さらに、ウッドトレイにアロマディフューザーやどんぐり、ミニかぼちゃなどを並べて置くと、季節の「お出迎え空間」が完成します。

子ども部屋や玄関は、スペースが限られていることが多いため、小物で季節感を出すことがカギ。無理に飾るよりも、自然な「遊び」のような感覚で取り入れると、親子で楽しみながら模様替えができます。

100均やニトリでできる秋インテリアDIY

秋インテリアを手軽に楽しむなら、100均やニトリのアイテムでDIYするのがおすすめです。最近はおしゃれで高見えするアイテムが増えていて、工夫次第で驚くほど素敵な空間が作れます。

たとえば100均では、木製フレームやフェイクグリーン、麻ひも、フェルト素材の雑貨などが充実しています。これらを使って、オリジナルのガーランドやリースを作るのも楽しいですね。フェルトで葉っぱやどんぐりの形を切り抜いて、つなげるだけで秋の雰囲気満点の飾りに。

また、ニトリではシーズン限定のクッションカバーやマグカップ、ブランケットなど、すぐに使える実用アイテムが揃っています。カフェ風の木製プレートやランチョンマットを使って、秋色のテーブルコーディネートを楽しむのも◎。

DIY初心者でも安心なのが、貼ってはがせるウォールステッカー。落ち葉やキノコ、きつねなど秋らしいモチーフを壁に貼るだけで、一気に季節感がアップします。

費用を抑えつつ、オリジナリティのある空間づくりができるのがDIYの魅力。お子さんと一緒に工作感覚で取り組むのも、秋の楽しい思い出になりますよ。

長く使える秋インテリアの収納アイデア

季節ごとに模様替えを楽しんでいると、悩ましくなるのが「オフシーズンアイテムの収納」です。秋インテリアも、せっかく買ったり作ったりしたものをきちんと保管しておけば、来年も気持ちよく使うことができます。

まず、布類(クッションカバー、ブランケット、テーブルクロスなど)は、シーズンごとに仕分けて収納ケースにまとめておくのが基本。透明なケースやラベル付きボックスを使えば、中身がすぐにわかり、探す手間も省けます。

小物類(キャンドル、雑貨、フェイクグリーンなど)は、アイテム別にジップバッグに入れて保管すると便利。割れやすいものはプチプチや布で包んでからしまいましょう。ダンボールよりも収納ボックスを使った方が湿気や害虫対策にもなります。

収納場所が限られている場合は、ベッド下やクローゼットの上段、玄関収納などデッドスペースを活用すると良いです。また、使わないカゴやトレイも、収納アイテムとして使いまわせば無駄がありません。

年に一度だけでなく、数年使えるアイテム選びと丁寧な保管を意識することで、毎年の模様替えがどんどん楽になります。長く楽しむためにも、収納もインテリアの一部として考えてみましょう。

まとめ:秋インテリアは「色・素材・光・香り・工夫」でつくるほっこり空間

秋は、自然と家の中で過ごす時間が増える季節です。そんな秋の日々をより豊かに、心地よくしてくれるのが「秋インテリア」。今回ご紹介したように、インテリアを秋仕様に整えるには、特別なセンスや大きな予算は必要ありません

まずは、暖色系やくすみカラーを取り入れた色使いで、視覚からぬくもりを。次に、ウールや木材、リネンなど自然素材を使うことで、触覚にも優しい空間ができます。照明をやや落とし、間接照明やキャンドルライトで「光の質」を整えることも、秋らしさを演出する大事なポイント。

さらに、香りのアイテムやドライフラワー、季節の雑貨をさりげなく取り入れることで、部屋全体が「秋のムード」に包まれます。小さな模様替えやDIYでも、工夫次第で十分に楽しめることがわかりましたね。

インテリアは、ただ飾るだけでなく、「季節を感じ、気分を整えるための手段」。この秋は、五感を満たすほっこり空間で、ゆったりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

きっと、心までぽかぽかと温かくなるはずです🍁

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