秋の夜空に輝くまんまるお月さま。そんな美しい季節にぴったりの行事が「お月見」です。
でも「お団子を飾るだけ」「外に出られないからできない」と思っていませんか?
実は、おうちの中でも工夫次第でお月見を存分に楽しむことができるんです!
この記事では、子どもから大人まで楽しめるお月見の知識から、簡単&可愛いごはんやスイーツ、テーブルの飾り付けまで、すぐに実践できるアイデアをたっぷりご紹介。
食べて楽しい、作って嬉しい、“映える”お月見ごはんで、秋の夜長をもっと楽しみましょう♪
秋の風物詩「お月見」とは?意味や由来を簡単に解説
お月見ってどんな行事?
お月見とは、秋の夜空に浮かぶ美しい満月を愛でる日本の伝統的な行事です。特に旧暦の8月15日(現在の9月中旬〜下旬頃)は「十五夜」と呼ばれ、この日を中心にお月見が行われます。昔の日本では、農作物の収穫を感謝する意味も込められており、月に向かって感謝の気持ちを伝える風習がありました。
お月見は奈良時代〜平安時代に中国から伝わり、貴族たちの間で月を眺めながら詩を詠む「観月の宴」として楽しまれていました。それが時代とともに庶民の間にも広がり、やがて現在のような「お団子を供える行事」として定着したのです。
今では家族で夜空を見上げたり、お月見団子を食べたりと、気軽に楽しめる秋の風物詩になっています。月を眺めながらのんびり過ごす時間は、日常の忙しさから解放されるひとときでもあります。
どうして十五夜にお団子を飾るの?
お月見といえば欠かせないのが「月見団子」ですよね。でも、なぜお団子を供えるのでしょうか?これは、秋の収穫に感謝する気持ちを形にしたものだと言われています。団子の丸い形は「満月」を表しており、豊作や家族の健康を祈る意味も込められています。
地域によっては、15個のお団子を三方(さんぽう)という台に乗せて供える風習もあります。この15個という数は、十五夜にちなんでいるんです。さらに、下から見上げたときに月が美しく見えるようにお団子を三角形に積む飾り方もよく見られます。
また、供えたお団子を後で家族で食べることで「お月様のご利益をいただく」という考え方もあります。飾って眺めて、最後に美味しくいただける、まさに一石三鳥の行事ですね。
満月とお月見の関係とは
「満月の日=お月見」というイメージがありますが、実は十五夜の日が必ずしも満月とは限らないんです。これは旧暦(太陰太陽暦)と現代の暦(太陽暦)のズレによるものです。
十五夜は「旧暦の8月15日」にあたりますが、現代の暦では毎年日付が変わるため、十五夜と満月がずれる年も少なくありません。しかし、昔の人々にとっては「一番美しい月が見える時期」として、十五夜が特別な夜とされていました。
また、「中秋の名月」とも呼ばれ、月が1年のうちで特に美しく見えるとされています。空気が澄んだ秋の夜空にぽっかりと浮かぶ満月は、確かに心を打つ美しさがありますよね。
お月見に欠かせないアイテムたち
お月見を本格的に楽しむなら、以下のアイテムをそろえると雰囲気がグッと高まります。
アイテム | 意味・用途 |
---|---|
月見団子 | 満月を模した感謝と祈願の象徴 |
ススキ | 稲穂の代わり。魔除けや豊作祈願の意味も |
三方(さんぽう) | お供え物をのせる伝統的な台 |
季節の野菜 | 収穫への感謝を込めて(里芋、栗、さつまいもなど) |
灯り(行灯やキャンドル) | 幻想的な雰囲気づくりに効果的 |
これらをテーブルに飾ることで、一気に「お月見ムード」を演出できます。インスタやSNSで映える写真も撮れるので、飾りつけは楽しみの一つですね。
昔と今のお月見文化の違い
昔のお月見は、詩を詠んだり、雅楽を聴いたりと、静かで上品なイベントでした。貴族たちは船を出して水面に映る月を愛でる「観月」も楽しんだと言われています。一方で、農民たちは月に収穫の感謝を捧げる実用的な意味合いが強かったのです。
現代では、家族で月を見ながらお団子を食べたり、月見バーガーを食べたりと、カジュアルで自由な楽しみ方が主流になりました。最近ではベランダやおうちの中でも、簡単な飾り付けやレシピで気軽にお月見気分を楽しむ人が増えています。
伝統は守りつつ、時代に合わせて柔軟に楽しむのが現代流のお月見スタイルと言えるでしょう。
おうちで手軽に楽しめる!定番お月見ごはんレシピ
月見団子の簡単レシピ
月見といえばやっぱり月見団子!でも、「作るのが面倒そう…」と思っていませんか?実は材料2つで簡単に作れちゃうんです。用意するのは【白玉粉】と【水】だけ。白玉粉100gに水約90mlを少しずつ加えながらこねて、耳たぶくらいの柔らかさになったらOK。あとは団子状に丸めて、沸騰したお湯で浮かんでくるまで茹でるだけ。
茹でた団子は冷水にとって冷まし、水気を切って器に盛りつけましょう。甘いみたらしダレや、あんこ、きなこをかけても美味しいですし、カラフルなフルーツと合わせると見た目も可愛くなります。お子さんと一緒に丸めて作るのも楽しいですよ。
余った団子は冷凍保存も可能。食べるときに再加熱すればモチモチ食感が戻ります。シンプルだからこそ、アレンジもしやすく、お月見以外の行事にも使える万能おやつです。
月見うどん・そばの作り方
月見うどん・月見そばは、名前の通り「卵黄=月」に見立てた人気の定番メニューです。温かい出汁とツルツルの麺、そこに美しい黄色の卵黄がのっているだけで、まるでお月見気分。とても簡単で見た目も美しいので、おうちでのお月見ディナーにもぴったりです。
作り方はとてもシンプル。うどんやそばを茹でたら、あらかじめ用意しておいた出汁をかけるだけ。出汁は市販のめんつゆを使えば手軽に準備できますし、自分で作る場合は、かつお節と昆布で取った出汁に、しょうゆ、みりん、砂糖を加えて味を整えると本格的な味になります。
器に麺と出汁を盛り付けたら、最後に生卵(または卵黄のみ)を中央にぽんと落とすだけ。まるで夜空に浮かぶ満月のようなビジュアルに仕上がります。さらに刻みネギ、天かす、かまぼこ、わかめなどをトッピングすれば、彩りも豊かで食べごたえもアップ。
卵を入れるタイミングは好みで調整OK。生のままのせても良いですし、半熟の温泉卵を使っても◎。家族で少しずつアレンジを変えて、自分だけの月見うどん・そばを作ってみてはいかがでしょうか?
月見ハンバーグでボリューム満点
がっつり食べたい方におすすめなのが「月見ハンバーグ」。ジューシーなハンバーグにとろ〜り半熟の目玉焼きを乗せれば、見た目にもインパクトのある“お月様”が完成します。夕食のメインディッシュとしても大満足の一品です。
ハンバーグはいつもの作り方でOK。合い挽き肉に玉ねぎのみじん切り、パン粉、牛乳、卵、塩コショウを加えてよくこね、フライパンでしっかり焼きます。中まで火を通したい場合は、蓋をして蒸し焼きにすると安心です。
月見風にするポイントは、仕上げに目玉焼きをのせること。黄身を潰さないように慎重に焼いて、ハンバーグの上にトッピングすれば、月に見立てた美しい一皿に。さらにデミグラスソースや和風おろしソースをかけると、味に深みが出てより美味しくなります。
お弁当にも入れやすいので、次の日のお昼ご飯にも大活躍。ちょっと特別な日のごはんとしても喜ばれる月見アレンジです。
さつまいもご飯で秋の味覚を満喫
秋といえばやっぱり「さつまいも」!ホクホク甘いさつまいもを使った炊き込みご飯は、お月見ごはんにぴったりの一品です。作り方は簡単で、いつものご飯に切ったさつまいもを加えて炊くだけ。
まず、さつまいもは皮付きのまま1〜2cm角に切り、水にさらしてアクを抜きます。お米を研いだら、通常通りの水加減にし、そこへさつまいもを加えます。風味を良くするために、塩少々と酒を少し入れるのがポイント。あとは炊飯器のスイッチを入れるだけで、甘みたっぷりのご飯が炊き上がります。
炊き上がったら全体をさっくり混ぜて、お茶碗にふんわりよそいましょう。黒ごまをふりかけると、見た目も味も引き締まり、まるで夜空に星が浮かんでいるような演出に。
おかずとしては、焼き魚や味噌汁など和風のものと相性がよく、食卓に秋らしい彩りを添えてくれます。優しい甘さで子どもから大人まで楽しめる、心温まる秋の味覚です。
だし巻き卵で月を表現しよう
ふんわり柔らかい「だし巻き卵」も、お月見にぴったりの料理です。黄色い卵焼きはまさに“お月様”をイメージさせる食材で、見た目も味も両方楽しめる一品です。
材料は、卵3個、だし汁大さじ3、みりんと薄口しょうゆを少々。よく溶き混ぜた卵液を数回に分けてフライパンに流し入れ、巻きながらふんわり焼き上げていきます。火加減は中火〜弱火で、焦げないように丁寧に。
焼き上がったら、少し冷ましてからカットします。断面が綺麗な黄色になっていると、まるで月のような美しいビジュアルに。大根おろしを添えてお皿に盛れば、まさに“月と雲”のような演出もできますよ。
子どもも食べやすい味付けなので、お弁当や朝ごはんにもおすすめ。見た目がきれいで栄養価も高い、万能な卵料理としてお月見ごはんにぜひ取り入れてみてください。
見た目も可愛い!SNS映えするお月見スイーツ
お月様プリンの作り方
お月見の夜にぴったりのスイーツといえば、「お月様プリン」。とろ〜りなめらかなプリンの上に卵黄のような丸いトッピングをのせるだけで、満月のようなビジュアルが完成します。見た目も味も◎で、SNSでも話題になること間違いなし!
作り方は基本のカスタードプリンを作るだけ。卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを使って、なめらかなプリン液を作り、型に流して湯せん焼き。冷蔵庫でしっかり冷やすと、プルプルの食感が楽しめます。上にのせる“月”は、マンゴーのゼリーや黄桃のシロップ漬け、オレンジゼリーなど、黄色くて丸い食材なら何でもOK!
透明のカップにプリンを注げば、断面もきれいに見えるのでおすすめ。トッピングにホイップクリームを少し添えれば、雲に見立てることもできて、さらに“お月見感”がアップします。お子さんと一緒に作っても楽しく、デザートタイムが特別な時間になりますよ。
冷たいデザートなので、少し暖かい飲み物と一緒に楽しむのも◎。見て楽しい、食べて美味しい、まさにお月見にぴったりの映えスイーツです。
ウサギモチーフのクッキー
「お月様にはウサギがいる」という日本の伝承にちなんで、ウサギ型のクッキーもお月見にはぴったり。見た目がとってもキュートで、プレゼントにも喜ばれるスイーツです。型抜きができれば、小さなお子さんでも簡単に参加できるので、親子クッキングにも最適!
基本のクッキー生地は、薄力粉、バター、砂糖、卵黄を混ぜて作ります。冷蔵庫で30分ほど寝かせてから、ウサギ型のクッキー型で抜いていきます。型がない場合は、紙でテンプレートを作って包丁で切り取ってもOK。
焼き上がったら、チョコペンで目や鼻を描いたり、アイシングでおめかししても可愛らしいです。お月様の形のクッキーも一緒に作って、セットでお皿に並べれば、まるで「ウサギがお月様を眺めている」ような世界観に!
ラッピングすれば、お友達へのプレゼントや手土産にもぴったり。秋のちょっとしたイベントに、こんな可愛いクッキーがあると気分が盛り上がりますね。
白玉団子で作るミニパフェ
白玉団子はそのまま食べても美味しいですが、パフェにすると見た目も味も豪華なスイーツになります。カップの中に秋の味覚をたっぷり詰めて、白玉をトッピングすれば、お月見にふさわしい贅沢スイーツの完成!
作り方はとっても簡単。市販のカスタードやあんこ、さつまいもペースト、フルーツ(ぶどう、柿、梨など)、グラノーラなどを順番にカップに詰めていきます。最後に、茹でて冷ました白玉団子を乗せ、黒蜜をかけると味がまとまります。
ポイントは、色のバランスを考えて重ねていくこと。黄色やオレンジ、赤など秋らしいカラーを使うと、写真映えもバッチリ。透明のプラカップやグラスを使うと、断面が見えてより華やかに。
食べる前に上からきなこや砕いたナッツをふりかけると、風味も食感もワンランクアップ!手軽なのに見た目も味も本格的で、おもてなしにもぴったりです。
お団子アートで楽しむデコ盛り
最近SNSで話題なのが、「お団子アート」。お月見団子に顔や模様を描いたり、フルーツやチョコレートでデコレーションして可愛く盛り付けるスタイルです。見た目のインパクトがあるので、写真を撮ってシェアするのも楽しいですよ。
作り方は、まず基本の白玉団子を作っておきます。そこに、食用色素でほんのり色を付けた白玉を混ぜたり、チョコペンで顔を描いたり、フルーツや小さなお菓子で耳や目をつけたりするだけでOK。ウサギ型、くま型、星形など、いろんな形を作って並べるとまるでミニチュアの世界に!
さらに、プレートや竹の葉を使って「お月見の風景」を表現するのもおすすめ。ススキに見立てたハーブ、月に見立てた黄桃、星に見立てたナタデココなどを添えると、まるで絵本の1ページのような盛り付けになります。
お子さんと一緒に作ると、とっても楽しい思い出になること間違いなし!食べるのがもったいないくらいの可愛さを、ぜひ体験してみてください。
月の満ち欠けゼリー
ちょっと大人っぽいお月見スイーツとしておすすめなのが「月の満ち欠けゼリー」。透明感のあるゼリーを層にして、満月、新月、三日月などの月の姿を表現する、美しいデザートです。
作り方は、まず透明のゼリー液(粉ゼラチン+水+砂糖)を作り、グラスに薄く注いで冷やし固めます。その上に、牛乳ゼリーやぶどうジュースゼリーなどの白・紫系の色を重ねて、層を作っていきます。途中で丸く型抜きした白いゼリーを入れると、満月のように浮かび上がってとても幻想的。
層をずらして斜めに流し込んだり、丸型の位置をずらすことで、さまざまな月の形を表現できます。まるで科学実験のような楽しさもあって、お子さんも大人も夢中に!
味はさっぱりとしたフルーツ味にすると食後のデザートにもぴったり。光にかざすと透けてとても美しいので、夜のライトアップと一緒に写真を撮るのもおすすめです。
子どもと一緒に作れる!簡単&楽しいお月見レシピ
型抜きで作るお月見サンドイッチ
お月見をもっと楽しくするなら、型抜きサンドイッチがおすすめです。パンをウサギや月の形にくり抜いて作るだけで、普通のサンドイッチが一気にかわいくなり、子どもたちも大喜び!お弁当やおやつタイムにもぴったりです。
作り方はとても簡単。まずは食パンを好きな型で抜いていきます。100均などで手に入るウサギ型、星型、月型などのクッキー型を使えばOK。中身の具材はハム&チーズやツナマヨ、卵サラダなど、お好みのものをサンドしましょう。パンをくり抜いてから具材を挟むと、はみ出さずきれいに仕上がります。
仕上げに、チョコペンやのり、チーズで顔や模様をつけると、さらに可愛くなります。お子さんのアイデアでオリジナルのキャラサンドを作るのも楽しいですよ。ウサギが月を見上げているような配置にすると、まるで絵本の1ページのような仕上がりに!
見た目も楽しく、食べやすいサイズなので、パーティーや持ち寄りごはんにも◎。小さなお子さんでも参加できる、ほのぼのレシピです。
卵焼きでお月様プレート
シンプルな卵焼きを“お月様”に見立てたプレートごはんも、子どもとのごはんタイムにぴったり。ふわふわの黄色い卵がまるで月のように浮かんでいて、見た目も楽しく栄養も満点。夜ごはんやお弁当にも活躍します。
作り方は、ふつうの卵焼きを丸く巻くだけでもいいですし、オムレツ風に焼いたり、薄焼き卵を丸く型抜いてご飯にのせたりしてもOK。卵には牛乳やチーズを少し混ぜると、コクが出て子どもにも食べやすくなります。
さらに、ケチャップやソースでウサギの絵を描いたり、海苔で顔をつけたりすると、ぐっと可愛くなります。ご飯は雑穀米やさつまいもご飯にすると、より秋らしい雰囲気に。
お皿のまわりにブロッコリーやミニトマトを飾れば、まるで“月と森”のようなプレートに!食卓が一気にお月見気分になります。味も優しく、栄養バランスも良いので、子どもにも安心して食べさせられますよ。
月見ピザで盛り上がろう
「お月見=和食」だけじゃない!子どもたちが大好きなピザも、ちょっと工夫すれば立派なお月見メニューになります。チーズの上に卵をのせて焼くだけで、まるで“満月が浮かぶ夜空”のような見た目に!
市販のピザクラストを使えば、準備も簡単。ケチャップソースやピザソースを塗って、お好みの具材(ハム、ウインナー、ピーマンなど)をトッピング。真ん中にくぼみを作って、生卵を割り入れます。そのままオーブンで焼き上げれば、黄身がトロっとした「月見ピザ」の完成です!
子どもと一緒に具材を並べたり、顔を描いたりすると盛り上がります。具材で「月とうさぎ」を表現するなど、想像力を活かして楽しめるのも魅力のひとつ。切り分けやすく、パーティーにも最適です。
焼き上がった卵をスプーンでくずす瞬間がまた楽しい!家族みんなでわいわい食べれば、お月見がもっと特別なイベントになります。
フルーツ団子でカラフルに
白玉団子をフルーツと組み合わせて、カラフルで楽しい「フルーツ団子」を作ってみませんか?見た目はまるでキャンディーのようで、お月見スイーツとしても映える一品です。子どもと一緒に作れて、遊び感覚で楽しめます。
白玉団子は、白玉粉と水をこねて茹でるだけ。茹でたら冷水にとって冷まします。そこに缶詰のフルーツ(みかん、パイナップル、キウイ、ぶどうなど)を彩りよく盛り付けていきましょう。串に刺して「団子串」にすると、より楽しめます。
おすすめは、団子を食紅でうっすら色付けして、ピンクや黄色などパステルカラーにすること。より可愛らしく仕上がります。黒蜜やヨーグルトソースをかけると味に変化が出て、大人も楽しめるデザートになりますよ。
冷蔵庫で冷やしておけば、食後のお楽しみスイーツとしてぴったり。簡単なのに見た目は本格的。写真を撮ってSNSにアップしたくなるかわいさです!
お月見おにぎりでお弁当風に
可愛い「お月見おにぎり」を作って、秋の行楽気分を楽しんでみませんか?おにぎりに顔や耳をつけてウサギにしたり、黄色い卵焼きやチーズをのせて月に見立てたりと、アイデア次第でいろいろなアレンジが楽しめます。
ご飯は白米だけでなく、さつまいもご飯や混ぜご飯にしてもOK。丸く握ったご飯に、スライスチーズや海苔を使って目や耳をつけると、キャラクター風おにぎりになります。ウサギ型の型抜きがあれば、さらに簡単に!
お弁当箱やプレートに並べるだけで、ちょっとした「お月見ランチプレート」に。枝豆、ミニトマト、卵焼きなどを添えると、彩りも豊かになります。
外に出かけられない日でも、こうしたおにぎりを作るだけでピクニック気分に。お月見というイベントを、食を通じて楽しく演出できる素敵なアイデアです。
お月見ごはんをもっと楽しむ!食卓の飾り付けアイデア
秋のテーブルコーディネート術
お月見をもっと特別なものにしたいなら、食卓のコーディネートにも一工夫加えてみましょう。テーブルの雰囲気を少し変えるだけで、普段の食事がぐっと華やかになり、お月見の夜がさらに思い出深くなります。
まずおすすめなのは、色の統一感を持たせること。秋らしさを感じさせる「黄色」「オレンジ」「こげ茶」「ベージュ」などのカラーをベースにテーブルクロスやランチョンマットを選ぶと、温かみのある雰囲気になります。無地の和紙や布を使うと、和の雰囲気が出て一気にお月見らしくなりますよ。
お皿やカトラリーも、普段より少し特別なものを使うと気分が上がります。陶器の和皿や、竹製のお箸、小さな豆皿などを使えば、簡単に和モダンな雰囲気に。小さな花瓶に季節の草花を飾るのも◎です。
子どもと一緒に折り紙でウサギや月、星などを作ってテーブルに並べるのも素敵。手作り感があって心が温まります。家族でゆったりと過ごすお月見のひとときを、テーブル全体で演出してみましょう。
ススキやお花で季節感を演出
お月見に欠かせない植物といえば「ススキ」。このススキには、稲穂の代わりとして豊作を願う意味があり、古くから月見団子と一緒に飾られてきました。秋の草花とともに飾ることで、季節感あふれる空間が簡単に作れます。
ススキはスーパーや花屋さんでもこの時期手に入ることが多く、花瓶に挿すだけでOK。ほかにも、コスモスやリンドウ、ナデシコなど秋の花を一緒に飾ると、より華やかな印象になります。シンプルな一輪挿しでも十分効果的です。
また、ドライフラワーのススキやフェイクグリーンを使えば、長く楽しむこともできます。テーブルの中央に置くのはもちろん、玄関やリビングの一角にも飾れば、おうち全体が秋の装いに早変わり。
飾るときは、団子や料理の邪魔にならないよう、高さや位置を調整するのがポイント。自然の美しさを取り入れることで、お月見の空間がグッと引き締まり、家族の会話も弾むことでしょう。
100均グッズで簡単デコレーション
「お月見の飾り付け、あまりお金をかけたくない…」という方には、100円ショップのアイテムを活用したデコレーションがおすすめです。最近の100均はクオリティが高く、季節ごとの装飾グッズも豊富に揃っています。
例えば、お月見にぴったりのうさぎや月、星モチーフのガーランドや、提灯風ライト、和柄の折り紙などが販売されています。テーブル周りや壁に貼るだけで、一気に季節感が出てきます。
また、紙皿や紙コップ、ランチョンマットも和風の柄や秋色のものを選べば、おしゃれな雰囲気に。小さな竹かごや和柄の手ぬぐいをテーブルに敷くだけでも、十分な演出になります。
小さなお子さんと一緒に飾り付けをするのも、良いコミュニケーションの時間になりますよ。コスパ抜群で、楽しさも倍増する100均グッズ。ちょっとした工夫で「特別な一日」が演出できるのは嬉しいですね。
和風小物でおしゃれに演出
和の雰囲気を大切にしたい方は、「和風小物」を取り入れた飾り付けが効果的です。例えば、漆器の小皿や竹製の小物入れ、陶器の湯呑みなどを使えば、お月見の世界観がぐっと深まります。
食卓に小さな行灯風のライトや、和紙を使ったランプシェードを置くだけで、柔らかい光が空間を包み込み、幻想的な雰囲気に早変わり。和ろうそくや、香り付きのお香などを使えば、視覚だけでなく嗅覚でも秋を感じることができます。
また、お箸置きやお手拭きの柄にもこだわってみるのもおすすめ。月やウサギ、秋の草花が描かれたデザインのものを選ぶと、ちょっとした部分にも季節感が出て、おもてなし感がアップします。
和風のアイテムは、普段の食卓にも使えるものが多いので、無駄がありません。自宅で簡単に“料亭気分”が味わえるのも魅力のひとつ。落ち着いた雰囲気の中で、秋の夜長を楽しんでみてください。
明かりを使って幻想的な雰囲気に
お月見の雰囲気をぐっと高める演出アイテムといえば「明かり」。照明の工夫だけで、食卓やお部屋の雰囲気は大きく変わります。間接照明やキャンドルを使うと、まるで本物の満月を眺めているかのような、幻想的な空間が作れます。
LEDキャンドルやライト付きの月型ランプなどもおすすめ。光がやさしく広がり、心を落ち着けてくれます。暗い部屋にふわっと灯る明かりは、月の神秘的なイメージを強調してくれるでしょう。
また、ベランダや窓辺に明かりを配置して、夜空を背景にしたテーブルセッティングも素敵。アウトドア用のランタンや、充電式のポータブルライトを活用するのもアイデアのひとつです。
ほんのりとした明るさは、家族での会話も自然とやわらかくし、特別な時間を演出します。静かな夜に、灯りのぬくもりとともに楽しむお月見。とっておきの演出で、心に残る夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
まとめ|おうちで気軽に楽しむ、心温まるお月見ごはん
お月見は、単なる季節のイベントではなく、日本の豊かな自然と文化に触れる大切なひとときです。今回ご紹介したように、特別な準備がなくても、少しの工夫やアイデアでお月見はぐっと楽しく、温かいものになります。
伝統的な意味を学びながら、お団子や旬の食材を使った料理を味わい、家族や友人と語らいながら夜空を見上げる…そんな時間こそ、現代の私たちにとって贅沢なひとときです。
「映える」スイーツや子どもと楽しめるレシピ、さらに100均や和小物を使った飾り付けまで、お月見の楽しみ方は無限大。ぜひ今年は、自分だけのお月見スタイルを見つけて、おうちで素敵な“名月の夜”を過ごしてみてください。