「スマホってこんなに便利だったの!?」
毎日使っているはずのスマートフォン。でも、実は多くの人が知らない“隠し機能”がたくさんあるのをご存じですか?この記事では、最新スマホに搭載されている超便利な裏ワザ的機能を5つに絞って紹介します。知っているだけで操作がラクになる、時間が節約できる、バッテリーが長持ちするなど、使わなきゃ損するレベルのものばかり。今日からすぐに試せる機能ばかりなので、ぜひチェックしてみてください!
スクリーンショットだけじゃない!「背面タップ」でできる裏ワザ5選
背面タップとは?対応機種と設定方法
背面タップは、スマートフォンの背面を「トントン」と2回または3回軽く叩くだけで、特定の操作を実行できる便利な機能です。この機能はiPhoneではiOS14以降のモデル(iPhone 8以降)で利用でき、Androidでも一部の機種やカスタムアプリで対応しています。
iPhoneの場合、「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」から「ダブルタップ」「トリプルタップ」に好きな操作を割り当てることができます。たとえば「スクリーンショットを撮る」「コントロールセンターを開く」「音量を下げる」など、よく使う操作をワンタップで済ませられます。
AndroidではPixelシリーズなど一部で標準対応しており、「ジェスチャー」設定から「クイックタップ」などの名称で設定できます。その他のAndroid機種では「Tap, Tap」などのサードパーティアプリを使うことで、同様の機能を実現可能です。
この背面タップ、見た目には分からない「隠し機能」なので、周りと差をつけたい人にはぴったりです。日常のちょっとした動作を短縮できる便利ワザとして、ぜひ覚えておきたいですね。
アプリを一発起動!おすすめ活用法
背面タップの魅力は、よく使うアプリや機能を「トントン」だけで起動できることです。たとえば、メモアプリを設定しておけば、アイデアが浮かんだ瞬間にすぐにメモ開始。カメラを割り当てれば、シャッターチャンスを逃さず即撮影できます。
おすすめの活用例は以下の通りです:
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メモアプリ:ひらめきを即記録
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カメラ:すぐに撮影スタンバイ
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マップ:道に迷ったときに即ナビ開始
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ライン:家族や友人とのやり取りを即開封
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懐中電灯:暗所でも手探り不要
アプリを背面タップに設定するには、iPhoneなら「ショートカット」アプリを使って起動ショートカットを作成し、それを背面タップに割り当てる必要があります。Androidは「Tap, Tap」などのアプリでアクションを設定するだけでOKです。
いざという時、ホーム画面やフォルダから探す手間を省けるので、操作がぐっとスマートになりますよ。
背面タップでスクリーンショット以外にできること
スクリーンショット機能として使っている人が多い背面タップですが、それ以外にも便利な使い方がたくさんあります。例えば、以下のような操作が可能です:
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音量の上げ下げ
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ロック画面のオンオフ
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SiriやGoogleアシスタントの起動
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コントロールセンターの表示
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アプリ履歴の表示
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お気に入りアプリの起動
このように、スマホのほぼ全機能をショートカットで割り当てられるのが魅力です。iPhoneではアクセシビリティ機能と連携することで、例えば「画面読み上げ」や「拡大鏡」なども操作可能になります。
また、「ショートカット」や「オートメーション」と組み合わせれば、「家を出たらマップ起動」「充電開始で省電力モードON」などの条件付き操作も可能になります。
こうした機能を活用すれば、スマホの使い方が一気に変わります。知らないと本当にもったいない機能ですね。
iPhoneとAndroidでの違いと注意点
背面タップ機能は、iPhoneとAndroidで若干の違いがあります。iPhoneはAppleが公式にサポートしており、設定から簡単にオンオフできます。一方、Androidは一部機種のみ標準対応しており、他の機種ではサードパーティ製のアプリが必要になります。
【比較表】
機種 | 標準対応 | 設定方法 | カスタマイズ性 |
---|---|---|---|
iPhone | ○ | 設定 → アクセシビリティなど | 中程度 |
Pixel | ○ | 設定 → システム → ジェスチャー | 高い |
その他Android | ×(要アプリ) | Tap, Tapなどのアプリを使用 | 非常に高い |
注意点として、ケースによってはタップの反応が鈍くなることがあります。また、誤操作が起きやすい環境(ポケット内や机に置いた時など)では誤タップ防止設定をしておくと安心です。
背面タップが反応しない時の対処法
背面タップを設定したのにうまく反応しない…そんな時の原因と対処法をチェックしておきましょう。
1. ケースの厚みを確認
衝撃吸収系の分厚いケースはタップの振動を遮ってしまうことがあります。薄型ケースか、できれば外して試してみてください。
2. 設定が間違っていないか確認
iPhoneなら「設定 → アクセシビリティ → タッチ → 背面タップ」がオンになっているか確認しましょう。
3. タップの強さとリズム
トントンと軽く、しかし確実に叩くのがコツです。あまり強く叩く必要はありませんが、一定のテンポが重要です。
4. システム不具合の可能性
OSの不具合で反応しないこともあります。一度再起動したり、最新のOSにアップデートしてみてください。
5. 他のアプリとの干渉
Androidでは、Tap, Tapのようなアプリが他のセキュリティアプリと干渉することもあります。設定を見直してみましょう。
地味に便利すぎる!「クイック設定」の裏機能
クイック設定パネルとは?
クイック設定パネルは、スマホの画面上からスワイプすることで現れる、よく使う機能をまとめた便利なコントロールセンターのようなものです。Wi-FiやBluetoothのオンオフ、機内モード、懐中電灯など、スマホ操作の中でもよく使う機能にすばやくアクセスできます。
iPhoneでは画面右上から下にスワイプ、Androidでは画面上部から下に2回スワイプすることでクイック設定パネルが表示されます。このパネルはカスタマイズが可能で、自分にとって使いやすい順番に入れ替えたり、不要な項目を削除することもできます。
初期状態では気づきにくいですが、クイック設定には実は「隠し機能」と言える便利な操作もいくつか存在します。知っておくだけで、スマホの使い勝手が格段にアップしますので、次の項目で詳しくご紹介します。
通信量を一瞬で確認する方法
スマホのデータ通信量、毎月の上限を超えてしまわないように気にしている方も多いはず。実はクイック設定パネルに「データ通信量の確認ボタン」を追加することで、今使っている月の通信量をワンタップで確認できるんです。
Androidの多くの機種では、クイック設定編集から「データセーバー」や「データ使用量」などを追加できます。タップするだけで、月ごとのデータ使用量、どのアプリがどれだけ通信しているかをすぐにチェック可能です。
また、一部のスマホでは通知バーに毎日の通信量を表示させる設定もあります。格安SIMや通信量に制限があるプランを使っている人にとっては、かなり重宝する隠れ機能です。
iPhoneでは若干手順が必要ですが、「設定」→「モバイル通信」から使用量を確認できます。ショートカットアプリを使って、クイック操作に組み込む方法もあります。
懐中電灯や録音機能を即起動するワザ
暗い夜道で懐中電灯をすぐに使いたいときや、突然の会話や講義を録音したいとき、クイック設定にそれらの機能を登録しておけば、一瞬で起動できます。
懐中電灯はほとんどのスマホでクイックパネルに初期から入っていますが、見当たらない場合は編集メニューから追加可能です。また、録音機能は「ボイスレコーダー」などの名前でAndroidの多くの端末に標準搭載されています。これをクイック設定に追加しておけば、アプリを探す必要もなく、すぐ録音が始められます。
会議中や電話での重要な会話の記録など、すばやく対応したい場面で非常に役立ちます。特に学生やビジネスパーソンにはおすすめの使い方です。
Wi-FiやBluetoothの自動切替の小技
クイック設定パネルからWi-FiやBluetoothのオンオフは手動で切り替えるのが基本ですが、実はこれらを自動化する方法もあります。
たとえば、Androidでは「ルール」や「オートメーション」機能を使うことで、「自宅に着いたらWi-Fi自動オン」「Bluetoothイヤホンを接続したら音楽アプリ起動」といった使い方ができます。Googleの「ルール」機能はPixelや一部のAndroid端末で利用可能です。
iPhoneでも「ショートカット」アプリと「オートメーション」を組み合わせることで、同様の自動化が可能です。時間帯や位置情報、接続状況などをトリガーにして、Wi-FiやBluetoothの切り替えを自動で行えます。
クイック設定に頼らずとも、使いやすさを格段にアップできる隠れワザとして覚えておくと便利です。
自分だけのクイックパネルを作る方法
クイック設定パネルは、実はカスタマイズ性が非常に高いのをご存知でしたか?Androidでは、「クイック設定の編集」から自分がよく使う機能を自由に並び替えたり、新しい機能を追加したりできます。
たとえば以下のような使い方がおすすめです:
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上部に「懐中電灯」「データ通信量」「モバイル通信オンオフ」などを配置
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あまり使わない「キャスト」「NFC」などは下部へ移動
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必要に応じて「スクリーンレコーダー」や「ダークモード切り替え」も追加
iPhoneの場合はクイック設定のカスタマイズはやや制限がありますが、「コントロールセンターのカスタマイズ」から不要な機能を外し、使いたい機能を追加することで、自分だけの使いやすいパネルに仕上げることができます。
このようにクイック設定を自分仕様に整えておけば、毎日の操作が一段とスムーズになります。スマホの操作ストレスが減って、時短にもつながりますよ。
キーボード入力が超快適に!「文字入力の隠し技」
長押しで絵文字や記号を瞬時に出す方法
スマホの文字入力中に、「あの記号どこだっけ?」「この顔文字すぐ出したい!」という経験、誰でもあると思います。そんなときに使えるのが「キーの長押し」機能です。
たとえば「。」キーを長押しすると、「…」「!」「?」などの記号が一覧表示されるようになっています。また、「や」などの文字を長押しすると「ゃ」「ゅ」「ょ」など、関連する拗音文字が表示されるのです。
iPhoneの日本語キーボードでは、英数字モードにして「123」を表示し、「@」「#」「$」などを長押しすると、海外仕様の特殊記号もすぐに入力できます。Androidでも同様に、Gboardなどのキーボードアプリで対応しています。
さらに、絵文字も長押しでバリエーションを展開できる場合があります。「👍」のような絵文字を長押しすると、肌の色違いが選べるといった細かな調整が可能です。
この機能を使えば、いちいちキーボードを切り替える手間が減り、よりスムーズに文字や記号を入力できます。覚えておくだけで、入力効率がグンとアップしますよ!
スワイプ入力で片手操作を快適にする
片手で文字を入力するのが難しいと感じる方には、スワイプ入力が断然おすすめです。スワイプ入力とは、指を離さずにキーの上をなぞることで、文字や単語を入力できる機能です。
たとえば「こんにちは」と入力する場合、「こ→ん→に→ち→は」と順にキーをスライドするだけで、自動的に「こんにちは」と認識されて入力されます。最初は少し慣れが必要ですが、コツを掴めばかなりスピーディーに打てるようになります。
iPhoneでは、iOS13以降から標準キーボードでスワイプ入力に対応しています。AndroidではGboardやSimejiなどのキーボードアプリを使えば、ほとんどの機種で利用可能です。
特に通勤中の電車内や、子どもを抱っこしながら片手で操作したいときなどに重宝します。スワイプ入力はただの時短機能ではなく、「片手でもしっかり入力できる」という安心感があるのも大きな魅力です。
よく使う単語を登録して時短入力
長い名前や住所、メールアドレスなど、何度も打つのは面倒ですよね。そんなときに便利なのが「ユーザー辞書」の登録機能です。
たとえば「よろ」と入力すると「よろしくお願いします。」と変換できるようにしたり、「めーる」で自分のメールアドレスが一発入力できるように設定できます。
iPhoneでは「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザ辞書」から新規登録が可能です。Androidも「言語と入力」→「辞書」から、機種に応じて設定ができます。
登録の例:
よみがな | 単語 |
---|---|
よろ | よろしくお願いします。 |
めーる | yourname@example.com |
じゅうしょ | 東京都新宿区○○1-2-3 |
ばんごう | 090-1234-5678 |
かいしゃ | 株式会社サンプルテック |
こうした登録を増やしていくことで、文章作成がグッと効率的になります。日報やメール作成が多いビジネスパーソンには必須のテクニックです。
音声入力をもっと便利に使うコツ
最近では精度が大幅に向上しているスマホの音声入力。特に移動中や手が離せないときに、話すだけで文章が入力できるのは非常に便利です。
iPhoneならキーボード左下のマイクボタン、AndroidではGboardのマイクアイコンをタップすることで、音声入力が起動します。
しかし、ただ話すだけではなく、以下のような工夫をすることで、より使いやすくなります:
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「、」や「。」を声に出して言うことで句読点を入れる
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「改行」と言えば改行される(対応アプリによる)
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静かな場所で話すと認識精度が上がる
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定型文や言い回しを繰り返すと学習効果が高まる
音声入力を活用すれば、日記やメモ、メールの下書きまで手軽にこなせます。特に長文を入力する場合には、キーボードより速くて疲れにくいというメリットがありますよ。
入力履歴や予測変換をリセットする方法
キーボードの予測変換って、たまに「なんでこれ出てくるの?」と思うような言葉が出てくること、ありませんか? それは過去の入力履歴が蓄積されているからです。
もし誤入力が続いたり、誰かにスマホを貸すときに見られたくない履歴がある場合は、予測変換のリセットを行いましょう。
iPhoneでは「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「キーボードの辞書をリセット」で履歴を消去できます。
AndroidではGboardを例にすると、「設定」→「システム」→「言語と入力」→「キーボード」→「Gboard」→「詳細設定」→「学習内容を削除」からリセット可能です。
これで不要な予測が表示されなくなり、すっきりとした入力体験に戻ります。特にプライバシーを気にする方は、定期的なリセットがおすすめです。
見逃しがちだけど神機能!「画面分割」で2画面同時操作
画面分割の基本と対応アプリの確認
画面分割(マルチウィンドウ)は、1つの画面に2つのアプリを同時に表示できる便利な機能です。例えば、YouTubeを見ながらLINEを返したり、地図を見ながらメモを取ったりと、作業の効率がぐんと上がります。
Androidでは多くの機種が標準対応しており、以下の手順で使えます:
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マルチタスク(アプリ履歴)画面を開く
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分割したいアプリのアイコンをタップ
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「分割画面」または「画面分割」を選択
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下の画面にもう1つのアプリを選ぶ
iPhoneは、画面分割機能がiPadにはあるものの、iPhone自体には搭載されていません。ただし、iOS17以降の一部機能や「ピクチャ・イン・ピクチャ(PIP)」を活用することで、動画を見ながら別アプリ操作は可能です。
画面分割に対応しているアプリは限られており、ゲームや一部の動画アプリでは非対応です。使いたいアプリが対応しているかは、マルチタスク画面で分割操作を試してみると確認できます。
動画を見ながらSNSを同時に使う方法
スマホを最大限活用したいなら、「ながら操作」はとても便利です。たとえばYouTubeでレシピ動画を見ながら、X(旧Twitter)でレシピをシェアしたり、LINEで友達に相談したりできます。
Androidの画面分割を使えば、上半分にYouTube、下半分にSNSアプリを配置して、快適に同時操作が可能です。YouTubeがPIP(ピクチャ・イン・ピクチャ)に対応している場合は、アプリを最小化することで、フローティングウィンドウとして表示できます。
iPhoneでも、SafariでYouTubeを開いて全画面再生→ホームに戻ると、PIPが有効になる設定が可能です(YouTube Premiumが必要)。この状態でSNSやメモ帳を開けば、擬似的に画面分割と同じことができます。
SNS投稿中に確認したい内容をすぐ見れるため、時間の節約にもなり、マルチタスクの効率が格段にアップしますよ。
授業・仕事で活用できる実用例
画面分割は、勉強や仕事のシーンでも大活躍します。たとえば、以下のような使い方があります:
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上でZoomを開きながら、下でメモ帳やGoogle Keepにメモを取る
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上で英単語アプリを開いて、下で辞書アプリを同時表示
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上でGoogleドキュメント、下で資料PDFを参照しながら入力
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上で動画講義、下でクイズアプリで復習
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上でSlackやTeams、下でメールを返信
これらはPCと同じような使い方がスマホでも実現できるという意味で、リモートワークやオンライン学習との相性が抜群です。
特にタブレットサイズのスマホ(Galaxy Z FoldやiPad miniなど)を使っている方には、画面分割が作業効率を劇的に上げる武器になります。
画面分割できない時のチェックポイント
「分割できない…」というトラブルも時々発生します。そんなときは以下をチェックしてみましょう。
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アプリが対応しているか?
ゲームやカメラ、動画再生専用アプリの多くは分割に非対応です。 -
スマホの設定が有効になっているか?
Androidの場合、開発者オプションで「アクティビティのサイズ変更を強制する」などがオフになっていると使えないことがあります。 -
使用方法を間違えていないか?
アプリ履歴から分割を行う必要があるため、直接アプリアイコンから開いても使えません。 -
古い機種やOSでは使えない可能性
Android 7.0以上が必要な機能なので、OSが古い場合はアップデートを検討しましょう。 -
PIPモードと混同していないか?
画面分割とPIPは似ているようで異なる機能。目的に応じて使い分けましょう。
ちょっとした知識で、使えるはずの機能をムダにせずに活用できますよ。
より快適に使うためのおすすめ設定
画面分割をさらに快適に使いこなすために、以下の設定をチェックしておくのがおすすめです。
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ウィンドウサイズの調整
アプリの境界線をドラッグすることで、上下のサイズ比率を自由に変更できます。動画中心なら上を広め、メモ中心なら下を広めに。 -
履歴からすぐに分割
マルチタスク画面で分割したいアプリを長押しするだけで分割スタートできる機種もあります。 -
キーボードの表示方法
画面分割時にキーボードが全体を覆ってしまうことがあるので、「フローティングキーボード」設定を使えば便利です。 -
ジェスチャーナビゲーションの活用
画面下部のジェスチャー操作を使えば、アプリの切り替えもスムーズでストレスが減ります。 -
サードパーティアプリで拡張
「Split Screen Launcher」などのアプリを使えば、よく使う組み合わせをワンタップで起動できるようになります。
こうした工夫を取り入れることで、スマホがまるでパソコンのように使いやすくなります。慣れると手放せなくなる神機能です。
バッテリー長持ち!「省電力モード」以上に使える裏設定
バッテリー使用状況をチェックする方法
スマホのバッテリーがすぐに減ってしまうと感じたとき、まず確認したいのが「どのアプリがどれだけバッテリーを消費しているか」です。これをチェックすることで、無駄な電力消費の原因を見つけ出し、対策を立てやすくなります。
iPhoneでは「設定」→「バッテリー」に進むと、過去24時間または10日間の使用状況がグラフ付きで表示されます。どのアプリがバッテリーを使っているかがパーセンテージで表示され、バックグラウンド使用も確認できます。
Androidもほぼ同じで、「設定」→「バッテリー」または「デバイスケア」→「バッテリー」からアプリごとの使用状況を確認できます。特にSNSや動画アプリ、ゲームなどは長時間使っていなくても、バックグラウンドで動作してバッテリーを消費している場合があります。
不要なアプリはバックグラウンド制限をかけるか、定期的に終了することで、バッテリーの持ちが改善されます。この確認を週1回でも行うだけで、スマホの電池持ちがかなり変わりますよ。
常駐アプリの制御で電池消費を抑えるワザ
バッテリーを食いつぶしている大きな原因の一つが「常駐アプリ」です。アプリによっては起動していなくても、バックグラウンドで常に通信を行ったり、位置情報を取得したりしていることがあります。
これを制御する方法は、OSごとに異なりますが基本は以下の通りです。
iPhoneの場合
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「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」をオフ、またはWi-Fiのみに設定
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不要な通知を「設定」→「通知」からオフにすることで、無駄なバックグラウンド動作を抑制
Androidの場合
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「設定」→「アプリ」→対象アプリ→「バッテリー」→「バックグラウンド制限を有効」に設定
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「デジタルウェルビーイング」で使用時間を制限するのも効果的
SNSアプリや天気アプリなど、常に更新されているものほど電池消費が激しくなります。必要最低限のアプリ以外は、積極的に制御するのが賢い使い方です。
画面の明るさと時間設定の見直しポイント
スマホのバッテリーで最も多くの電力を使っているのは「画面表示」です。特に画面の明るさと、消灯までの時間設定を見直すだけで、電池の持ちはかなり良くなります。
まず明るさですが、自動調整機能(iPhoneは「True Tone」や「明るさの自動調整」、Androidは「自動明るさ」)が有効になっているか確認しましょう。自動調整をオンにすると、周囲の明るさに合わせて最適な輝度に調整してくれます。
次に「スリープ時間」や「自動ロックまでの時間」を短めに設定します。iPhoneでは「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」、Androidでは「設定」→「ディスプレイ」→「スリープ時間」から調整可能です。
例えば、1分から30秒に変更するだけでも、画面がつきっぱなしになる時間が大幅に減り、無駄な電池消費を防げます。意外と見落としがちな部分ですが、日常的に電池持ちに悩んでいる人には効果的な対策です。
アプリごとのバッテリー使用制限設定
アプリごとにバッテリー使用を制限する機能を使えば、電池の消費を細かくコントロールできます。これは特にAndroidで有効で、OSレベルで各アプリの動作を制限できるようになっています。
具体的には:
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制限なし:常にフルパワーで動作(重要アプリ向け)
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省電力:バックグラウンドでは制限される
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厳しく制限:バックグラウンドでは一切動作しない
設定手順は「設定」→「アプリ」→(アプリ選択)→「バッテリー」→動作モードの選択です。
iPhoneでは、上記のような細かな設定はできませんが、「Appのバックグラウンド更新」を個別にオフにすることで、似たような効果を得られます。
この設定は、自動同期するSNSアプリやニュースアプリなどに使うと効果絶大です。「通知は不要だけど、必要なときにだけ開きたい」というアプリには、制限をかけることでバッテリーを節約できます。
スマホを再起動するタイミングと効果
最後に意外と効果的なのが「定期的な再起動」です。スマホは常に多くのアプリやサービスをバックグラウンドで動かしているため、長期間再起動しないと、不要なプロセスが溜まり、バッテリーや動作速度に悪影響を与えることがあります。
推奨されるのは「週に1回程度の再起動」。これだけで不要なメモリを解放し、バッテリー消費を抑えられるだけでなく、動作のもたつきも改善することがあります。
特に、バッテリーが急に減る、動作が重い、アプリが落ちやすいといった症状がある場合は、まず再起動を試してみましょう。iPhone・Android問わず、有効な手段です。
再起動は「スマホに休憩を与える」とも言えます。人間と同じく、適度なリフレッシュが長持ちの秘訣です。
まとめ:スマホはまだまだ進化中!便利な隠し機能を使い倒そう
スマートフォンは、日々進化し続けている万能ツールです。そしてその中には、気づかれにくいけれど実は超便利な「隠し機能」がたくさん存在します。
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背面タップでワンタッチ操作
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クイック設定パネルで時短操作
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キーボードの小技で入力効率アップ
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画面分割でマルチタスクを快適に
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バッテリー設定で電池の持ちを延命
これらの機能を知っているだけで、日々のスマホ体験が大きく変わります。どれも設定は簡単で、すぐに実践できるものばかりです。
まだ使ったことのない機能があった方は、ぜひ今日から試してみてください。「こんなに便利だったの!?」と驚くこと間違いなしです。