小説 【小説】風葬の都に咲く花 第2章
第2章 鐘楼の影と黒い針夜のアウステラは、骨の風見がカラカラ鳴るだけで、人の声はほとんどない。鐘楼は町でいちばん高く、黒い指のように空へ伸びている。ナギとユイは、石段を静かに登った。ナギの黒い法衣は、月の光で少しだけ青く見える。肩の小さな白...
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